アメリカ赴任の準備:家族編① アメリカ生活をスムーズに始めるために駐在妻がやるべきこと10選!

赴任に帯同する家族

夫がアメリカに赴任することになったけど、ついていく家族はどんな準備をしたらいいんだろう?

この記事を読めば、夫のアメリカ赴任に帯同する妻が、渡米に向けて何が必要か、どんな手続きが必要かがわかります。アメリカ生活をスムーズに始めるためにするべきことを紹介します。(記事は主にニューヨーク、ニュージャージーエリアに勤務する、または住む予定の方向けです)

みかん

海外赴任前はすごく不安で、なにを準備すればいいのかわかりませんよね。少しでもお役に立てるように詳しく書いていきます!

アメリカでの子育てに向けての準備について知りたい方は「アメリカ赴任の準備:家族編②」をご覧ください!

目次

渡米する前に妻が準備すべきこと10選!

渡米前にすべきことは多岐に渡りますが、一つずつ片付けていけば大丈夫です。以下、やるべきこと・やった方がよいことを一覧にまとめました。下で詳しく説明します。

  1. 荷物の配送計画を立てる
  2. 住居の解約
  3. クレジットカードの作成
  4. 生命保険、銀行・証券口座などの住所変更・解約、確認など
  5. 医薬品・衛生用品の準備
  6. コンタクトレンズ、予備メガネの購入
  7. ワクチン接種証明書の発行
  8. 携帯電話の準備
  9. アメリカの運転免許取得の準備
  10. 転出届の提出

荷物の配送計画を立てる

一番面倒で、時間がかかるのがアメリカへの荷物の配送です。何をどのタイミングで配送業者に引き渡すのか、事前に計画を立てるのが重要です。

一般的には夫が先に赴任し、その数ヶ月後に妻と子どもが赴任先に向かうというケースが多いと思います。うちもそうでした。その場合、重要度の低いものは時間のかかる船便で、ぎりぎりまで使うものは直前に航空便で運ぶべきでしょう。

航空便?船便?

海外への運送手段は航空便と船便の2つがあります。

メリットデメリット

航空便

早い(2週間ほど)
一度にたくさん運べない
大きいものは運びにくい

荷物の量の割に高価

船便
一度にたくさん運べる

大きいものも運びやすい

たくさん運べる割に安価
遅い(3ヶ月くらい)

まぁわざわざ表にする必要もなかったのですが、それぞれの長所・短所はこんな感じです。船便はとにかく遅く、特にコロナ以降は荷物が滞っているらしく、3ヶ月以上かかる可能性があります。運送会社は会社が指定する場合が多いと思いますが、早めに所要時間を確認しておくとよいでしょう

みかん

うちは船便の時間が予想以上にかかり、渡米後1ヶ月はテーブルなし、家電なしの生活を強いられました・・・買うのも悔しいし泣


夫→家族の順に時間差で渡米するとすれば、まずは新居が決まった段階で夫の荷物を航空便で送り、その上で時間のかかる船便を手配するとよいと思います。船便では、おもちゃや大きめの家具、先の季節の衣類など、日本では必要ないものを送ります。最後に、ぎりぎりまで日本で使う必需品を渡米2週間ほど前に航空便で送って終了です。

また、勤務先の会社ごとに航空便・船便の利用回数制限や条件などが定められていると思いますので、確認のうえ作業を進めてください。

みかん

食品など、なかには送れないものもあるので、直前で焦らないよう運送会社に確認しながら荷造りしてください!

住居の解約

荷物の運送計画といっしょに、住居の解約についても早めに日程を決めておきましょう。

クレジットカードの作成

クレジットカードをすでに持っていれば、それをアメリカに持っていきましょう。もし持っていなければ、一枚作っておいた方がいろいろと楽です。

渡米直後は信用がないため、アメリカでクレジットカードを作ることはできません。駐在妻が信用を積むのはなかなか難しいので、日本で作っておきましょう。アメリカで広く使えるVISAが無難です。それ以外の会社にする理由はあまりありません。

生命保険、銀行・証券口座などの住所変更・解約、確認など

加入中の生命保険があれば、海外渡航届けを保険会社に提出します。窓口に問い合わせると記入用紙を送ってもらえるので、書いて返送しましょう。海外在住でも、保険料の支払いを続ければ保険を有効に継続できます。これまでと同様に、クレジットカードや銀行口座からの引き落としによって支払いが可能です。

銀行口座や証券口座は状況によって維持できるもの、解約しなければならないものなど、個人によって異なると思います。個別に問い合わせが必要なので、タイミングを見て終わらせておきましょう。

とかげ

とかげの場合、銀行口座は円給与の振込先としてそのまま放置可能でしたが、証券はつみたてNISAでの保有投信を不本意ながら売却しなければなりませんでした!

医薬品・衛生用品の準備

頭痛薬、風邪薬、胃薬など、このブランドじゃなきゃダメ!という薬は赴任年数分を用意しておいた方がよさそうです。ただ、アメリカでもこうした薬は簡単に手に入るので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。

処方薬は必要な分を確保できるよう、医者に相談しましょう。

アメリカの歯ブラシはやたら大きいので、特に女性は多めに日本の歯ブラシを持って行った方がよいかもしれません!

コンタクトレンズ、予備のメガネの準備

とかげの場合、コンタクトはとりあえず2weekを3年分確保し、予備のメガネを1つ作りました。アメリカでもふつうに作れるので、現地調達するのも全然OKだと思います。

数年分のコンタクトは店頭で買うのは在庫的にしんどいので、ネット通販が有力な選択肢になります。ネットでの購入でも医者の処方箋は必要です。ただ、通常は数ヶ月分の処方箋しか出してもらえないようです。「3年分が必要だ」と医者に頼みこんだところ、しぶられながらも「コンタクト3ヶ月分:ただし処方するコンタクトの数量は上下に変更可能(うろ覚え)」と書いてもらうことで一件落着しました。

とかげ

もらった処方箋をネット通販会社に提出したところ、特に問題なく3年分購入できましたよ!

新型コロナのワクチン接種証明書の発行

アメリカは9割以上の人がマスクをしていませんが、日本から出発する際には海外渡航用(英語表記)のワクチン接種証明書の提出が求められます(コロナ陰性証明書は不要になりました)。お住まいの自治体の役所に行って発行をお願いします。日本で発行された証明書も、アメリカのレストランなどで提示を求められた際に使えます(最初はなんだこれ?みたいな反応をされますが)ただ、最近はあらゆる施設で提示を求められることはなくなった印象です。

携帯電話の準備

ドコモ、au、ソフトバンクなど日本で契約した携帯をそのままアメリカに持って行っても使えません。使えないことはないですが、通信費が死ぬほど高くなりますのでやめましょう。アメリカでネットを使えるようにするには、海外SIMカードを用意する必要があります。

海外SIMカードは、日本で契約できて、かつ日本語でサポートを受けられる会社と契約すると安心です。ハナセルアメスマなどが該当します。日本で申し込むとSIMカードが送られてくるので、アメリカに着いた時に現在使っているスマホにそのSIMカードを差し込めばネット通信と通話が利用可能です。もちろん、電話番号も割り当てられます。

みかん

みかんは渡米前にハナセルを契約しました!渡米初日から特に問題なく使えています

アメリカの運転免許取得の準備

免許取得のため、日本から持参すべき書類

  • 日本の運転免許
  • 国際運転免許
  • 戸籍謄本

ニュージャージー州の場合、日本の運転免許を持っていれば実技試験が免除されるという極めて大きいメリット(筆記試験のみになる)があります。実技試験は、ニュージャージー州の免許を取得して3年が経過した人が同乗していないと受けられないなど、めちゃくちゃ面倒です。赴任したての日本人にはハードルが高すぎるので、ぜひ持参しましょう。有効期限が十分かどうかもみられるので、失効が近い場合は更新してから渡米してください。

国際免許も持っていれば免許センターでの書類審査が楽になります。ニュージャージー州の免許は、パスポートや公共料金の請求書、SNNなどを提示し、合計6ポイントを稼ぐ必要があります。国際免許で1点を加算できるので、書類の準備が楽になります。

また、駐在妻が免許を取得する際は在米領事館で婚姻証明書を発行してもらわなければなりません。婚姻証明書の取得に戸籍謄本の原本が必要になります。注意すべきは、発行から3ヶ月以内の戸籍謄本でないといけない(在ニューヨーク領事館の場合)点です。けっこう厳しいので、戸籍謄本はなるべく(妻の)渡米ギリギリに発行してもらいましょう

転出届の提出

お住まいの地域の役所に、海外転居に伴って転出届を提出します。提出すると住民ではなくなり、住民税の支払い対象外となります。転出届は必ず、あらゆる行政手続きを済ませてから提出しましょう。転出届を出してしまうと、住民票が発行できなくなるなどの不都合が生じます。

みかん

以上、駐在妻が日本でやっておきべきこと10選でした!目が回るほど忙しくなりますが、夫と協力して乗り切ってください!

ほのじ&ぞうちゃん

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