ニュージャージー州の運転免許を取得するために必要な書類はなんだろう?
ニュージャージー州の運転免許を取得するために必要な書類は多く、しかも書類ごとに点数が割り振られているなど仕組みが複雑です。ちゃんと書類を用意すれば、本来必要な実技試験が免除されます。この記事では、日本人の駐在員向けに必要な書類と用意の仕方をわかりやすく解説します。
ざっくりいうと、必要なのは6ポイントに相当する書類+住所を証明する書類+ソーシャル・セキュリティ・ナンバー(SSN)+I-94+国際運転免許証+在NY日本領事館が発行する運転免許抜粋証明です。以下、順番に説明していきます。
6ポイントに相当する書類
ニュージャージー州の運転免許に必要な書類には、それぞれ点数がつけられており、合計で6点を確保する必要があります。
受け入れてもらえる書類の一覧はこちらの資料で確認できます。PRIMARY、SECONDARYで少なくとも1つずつ書類を用意する必要があります。以下では、入国直後の日本人駐在員でも用意しやすい書類を紹介します。
Primary の書類
日本人駐在員が用意しやすいPrimaryの書類
- 日本のパスポート(4点)
- 日本の運転免許(4点)
これらの用意は特に問題ないと思います。合計で8点となりますが、Primaryの書類だけで6点以上を稼いでもダメなんです。次に紹介するSECONDARYの書類も用意しましょう。
Secondary の書類
日本人駐在員が用意しやすいSecondaryの書類
- 銀行発行の明細書(1点)
- 保有者の名前とサインが記入されている銀行のキャッシュカード(1点)
- 健康保険証(1点)
これらのうち1つでもあれば、日本のパスポートと運転免許とあわせて6点以上を確保できます。健康保険証は、勤務先が用意するアメリカの保険会社が発行する保険証が使えます。わたしは保険証とキャッシュカードを用意していきました。ちなみに、クレジットカードや、クレジットカードの明細書は使えません。
ただし、免許センターのスタッフは、人によって書類の判断基準が違います。ですので、用意できる書類は全て持って行くべきです。「これはダメ」といわれたときに、他の書類を提示して乗り切るためです。
あの人は保険証を受け入れてもらえなかったのに、別の人は受け入れてくれた・・・みたいなことが普通にあるみたいです。日本では考えられないですね
現住所を証明する書類
6ポイント分の書類とは別に、現住所を証明する書類が必要です。
現住所を証明できる書類
- アパートの賃貸契約書(サイン入りの原本)
- 光熱費の請求書
- 自宅のインターネット利用料金の請求書
- 銀行が送ってくるステートメント など
アパートの賃貸契約書は、比較的すぐに用意できると思います。引っ越しから1〜2ヶ月経過していれば、光熱費とネットの請求書が手に入るかと思います。これも、用意できるものはすべて持っていきましょう。
SSN(ソーシャル・セキュリティー・ナンバー)
「ソーシャル・セキュリティ・ナンバー(SSN)」は、銀行口座の開設や不動産契約、クレジットカードの作成、納税などあらゆる場面で必要な番号です。駐在員は全員取得する番号かと思います。6ポイント書類と住所証明とは別に必要なので、忘れずに持っていきましょう。
SSNの取得方法はこちらのページで詳しく解説しています。
I-94
I(アイ)-94とは、アメリカに入国する外国人の出入国記録です。不法に入国していないことを証明するために提出が求められます。I-94はDepartment of Homeland SecurityのHPで取得できます。詳しい取得方法はこちらのページで説明していますので、ぜひご覧ください。
実技試験回避のために用意すべき書類
ニュージャージー州では、日本の免許を持っていれば実技試験が免除されます。ただし、在ニューヨーク日本領事館が発行する自動車運転免許抜粋証明と国際運転免許証をいっしょに提出する必要があります。
抜粋証明の取得は、在NY日本領事館のHPから予約をした上で、本人が直接訪れる必要があります。こちらから予約できますので、はやめに日程を抑えてしまいましょう。持ち物は日本の運転免許証と日本のパスポート、申請書(現地で記入可能)の3点です。すべて日本語でやりとりできるので簡単です。
日本の免許証と国際免許証、自動車運転免許抜粋証明の3点を免許センターに持っていけば、無事に実技試験が免除されます。
免許センターでは、日本の免許を持っていることを強くアピールすることが大事です!わざわざ向こうからは聞いてくれません。
まとめ
ニュージャージー州の運転免許を取得するにあたり、必要な書類を以下にまとめました。用意できる書類はすべてもっていきましょう。
6ポイント(Primary)書類 少なくとも1点 | ・日本のパスポート ・日本の運転免許証 |
6ポイント(Secondary)書類 少なくとも1点 | ・銀行発行の明細書 ・保有者の名前とサインが記入されている銀行のキャッシュカード ・健康保険証 |
現住所を証明する書類 | ・アパートの賃貸契約書(サイン入りの原本) ・光熱費の請求書 ・自宅のインターネット利用料金の請求書 ・銀行が送ってくるステートメント など |
その他の必須書類 | ・I-94 ・SSN(ソーシャル・セキュリティー・ナンバー) |
実技試験を回避するために | ・国際運転免許証 ・在NY日本領事館が発行する自動車運転免許抜粋証明 |
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