【子連れ海外赴任】JFK空港からニュージャージー州までの移動方法!実際に使ったタクシー業者と交渉の経緯

「アメリカ赴任:子どものためにすべきこと7選」の記事で、子連れ海外赴任者のためのフライトの準備について紹介しました。今回の記事では、アメリカのジョン・エフ・ケネディ(JFK)空港に降り立ったあと、どのように子供をニュージャージー州の自宅まで連れて行くべきかを解説します。JFK空港からニューヨーク市内に移動する方も参考にしてもらえる内容になっています。

子連れ赴任マン

自分と妻、子供2人(2歳、1歳未満)でJFK空港に飛ぶ予定です。自宅はニュージャージー州です。JFK空港から自宅まで、どうやって移動するのがいいんだろう?

今回の記事は、上のような悩みを持つ人向けです。夫が先にアメリカ赴任し、住居が確定した上で、妻と子供を呼び寄せるというケースです。私は過去にこのような悩みに直面し、いろいろと調べた経緯があります。私の体験をもとに、私が考えるベストな選択肢をお伝えします。結論を先に言うと、ハイヤー(迎え付きの貸切タクシー)を頼むのがベストです。

目次

なぜ移動方法が問題になるのか?

私(夫)はアメリカ赴任当初、2歳と1歳未満の子供がいました。私が先にアメリカに行き、ニュージャージー州に住むことにしました。マンハッタンからハドソン川を挟んで向かいの、日本人や韓国人など、アジア系が多く住むエリアです。マンハッタンからバスで30〜40分程度のところです。

赴任から数ヶ月経っていよいよ家族を呼び寄せるという段階になった時、問題になったのが「空港からどうやって家族を移動させるのか?」ということです。

妻一人が小さい子供2人を抱えて飛行機に乗るのは難しいということで、私がいちど日本に帰り、4人でアメリカに向かうことになりました。大人だけでJFK空港からニュージャージー州の自宅に向かう分にはなんの問題もないのですが、子供がいるとなると話が全く違ってきます。

とかげ

約13時間のフライトを耐え、ぐだぐだになった子供をまた連れ回すのか・・・考えただけでゲンナリしてしまいまいました笑

慣れないアメリカ、子連れに電車orバスは非現実的

安く済ませようと思えば、JFK空港からマンハッタンまでバスor電車を使い、マンハッタンのport authority(日本でいう新宿バスタみたいな巨大バス乗り場) からバスで30〜40分かけて自宅に到着することは可能です。ですが、子連れには果てしない道のりです。しかも、慣れないアメリカで、です。これは、最初から選択肢にありませんでした。

チャイルドシート2台完備のタクシーはない

そこで当然、タクシーが選択肢に挙がるわけですが、大きな問題があります。私が当時調べた限り、チャイルドシート2台を完備しているタクシーがないのです。アメリカではチャイルドシートの使用は必須です。

チャイルドシート1台であれば、備えているウーバー車両があるので、それに乗ればすみます。ですが、2台となると果たしてあるのかどうか・・・。あったとしても、運良くつかまるとは思えませんでした。

ただし、チャイルドシートの使用が義務とはいえ、子どもを膝の上に乗せて乗車できるタクシーやウーバーはあるみたいです。乗車できると言っても、違反には違いありません。違反ではありますが、運転手が目を瞑ればたとえ子ども二人でも乗車できるというわけです。当然、子連れだからと断られるケースもあるようです。なかには、子連れとわかった瞬間にドアも開けずにキャンセルになる場合も。

適当にウーバーを呼んで、何食わぬ顔で2人乗せてしまおうか・・・。そう考えたこともありましたが、やはりリスクが高いので却下としました。ぐだぐだな子供を抱えてウーバーで断られ続け途方に暮れる・・・夫婦間に不穏な空気が流れること必至です。

とかげ

なにより、子どもを膝の上に乗せていたときに事故にあったらどうなるか・・・仮に乗車できても危険すぎますよね

高いけどハイヤーが正解

というわけで、選択肢は自然とハイヤー(迎え付きの貸切タクシー)に絞られました。ハイヤーであれば、事前にチャイルドシートの個数が指定できるうえ、時間を問わず確実に乗車できます。

ハイヤー業者を調べたところ、日系の業者も複数見つかりました。日本語でやりとりができ、日本人ドライバーが迎えにきてくれます。

アメリカの業者も色々と調べましたが、当日になって来なかったとか、怪しい口コミも散見されました。子連れでのトラブルは絶対に避けたかったので、多少高くても日系業者にお願いすることにしました。仮にトラブっても、日本語でクレームを入れられるのはやはり安心です。

私が利用したのは「VELTRA」という業者のサービスです。”JFK専用車送迎”というページに飛ぶと、いくつかプランが出てきますので、条件や値段などをみて条件の良さそうなプランを選んでください。

NY市内、またはマンハッタンまでの送迎というプランですが、ニュージャージー州までの送迎を希望の場合は、このページから個別にメールで問い合わせると返事がもらえます。このとき、チャイルドシートの必要台数もあわせて伝えるのをおすすめします。

私は、何度かのメールのやり取りの末、チャイルドシート2台付き、ニュージャージー州までの送迎で特別プランを組んでもらえました。金額は、基本料金の1.5倍(ニュージャージー州までの追加料金含む)+チャイルドシート2台の料金で370ドルでした。ウーバーで普通にJFKから自宅まで移動すると80ドル前後なので、通常の4〜5倍の料金となりました。めちゃくちゃ高いですが、タクシーで確実に自宅まで到着できることを考えればまぁ・・・。ということで、このプランでの帰宅となりました。

ハイヤーを頼んでよかった

当日は時間通りに迎えにきてくれ、誰が担当ドライバーなのか迷うこともありませんでした。対応も親切で、不満は一切ありませんでした。高額ですが、ハイヤーを頼んでよかったと思っています。

とかげ

空港での待ち時間は一切ありませんでしたよ!

まとめ

アメリカまで約13時間のフライトに耐えた子どもを、電車やバスで連れ回すのはできれば避けたいはずです。ですが、ウーバーなどタクシーは必要なチャイルドシートを確保できるかという問題が発生します。安全安心に自宅まで家族を連れて行きたい場合、値は張りますがハイヤーがベストな選択肢になると思います。

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